【分かりやすさNo.1】頭皮・毛根に作用する薬 登録販売者試験(改訂版)解説!

登録販売者試験解説
この記事は約2分で読めます。

頭皮・毛根に作用する薬

毛根用薬

毛髪用薬は

  • 脱毛の防止
  • 育毛
  • 「ふけ」や「かゆみ」を抑える

ことなどを目的として、頭皮に使用する医薬品です。

その中でも

  • 壮年性脱毛症
  • 円形脱毛症
  • 粃糠(ひこう)性脱毛症
  • 瀰漫(びまん)性脱毛症

などの疾患名を掲げた効能・効果は医薬品にのみ認められています。

また、毛髪用薬のうち、配合成分やその分量などから、人体に対する作用が緩和なものは、医薬部外品(育毛剤、養毛剤)として製造販売されています。

頭皮の痒みを抑える医薬品

製品サイトはこちらから↑

カルプロニウム塩化物

製品サイトはこちらから↑

末梢組織においてアセチルコリンに類似した作用(コリン作用)を示し、頭皮の血管を拡張し、毛根への血行を促すことで発毛効果を期待して用いられます。

また、アセチルコリンと異なり、コリンエステラーゼによる分解を受けにくいため、作用が持続するとされます。

副作用としてコリン作用による局所又は全身性の発汗や、それに伴う寒気、震え、吐きけが現れることがあります。

エストラジオール安息香酸エステル

エストラジオール安息香酸エステル配合。製品サイトはこちらから↑

脱毛は男性ホルモンの働きが過剰であることが一因とされているので、女性ホルモンによる脱毛抑制効果を期待して、女性ホルモン成分の一種である「エストラジオール安息香酸エステル」が配合されている場合があります。

毛髪用薬は頭皮における局所的な作用を目的とする医薬品ですが、女性ホルモン成分については、頭皮から吸収されて循環血流中に入る可能性を考慮し、妊娠又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきです。

生薬成分

カシュウ

タデ科のツルドクダミの塊根を基原とする生薬で、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられます。

チクセツニンジン

ウコギ科のトチバニンジンの根茎を、通例、湯通ししたものを基原とする生薬で、血行促進抗炎症作用を期待して用いられます。

ヒノキチオール

ヒノキ科のタイワンヒノキヒバから得られた精油成分で、抗菌、抗炎症などの作用を期待して用いられます。


市販薬ランキング

コメント

タイトルとURLをコピーしました