みなさん こんにちは😊
早速ですが、今回も様々な通信講座や市販のテキスト、お勤め先の登録販売者試験対策用のテキストなどと同じく、厚生労働省 登録販売者試験問題作成の手引きを元に、第3章「小児の疳に用いる薬」を分かりやすく解説しました。
登録販売者試験は暗記だけではなく、理解出来れば得点力がアップします!
また、より理解が深まればと思い、実際に販売されている商品のサイトも載せてありますので、是非、そちらもご覧下さい。
小児の疳に使用される生薬製剤・漢方処方製剤
小児の疳が起こる原因

小児では、特に身体的な問題がなく、基本的な欲求が満たされていても、夜泣き、ひきつけ、疳の虫などの症状が現れることがあり、ちょっとした不安や興奮から生じる情緒不安定、精神過敏が原因の一つと言われています。
また、睡眠のリズムが形成されるまでの発達の一過程とも考えられています。
また、授乳後にげっぷが出なかったり、「泣く際に空気を飲み込んでしまう」などして、消化管に過剰な空気が入ることが原因になることもあります。
乳児は食道と胃を隔てている括約筋(噴門)が未発達なので、胃の内容物が胃から食道へ逆流することがあり、それが原因でむずがり、夜泣き、乳吐きなどを起こすことがあります。
なお、身体的な問題がなく生じる夜泣き、ひきつけ、疳の虫などの症状は、一般的に成長に伴って自然に治まります。
また、これらの症状を「発達段階の一時的な症状」と保護者が達観することも重要で、小児鎮静薬を「夜に熟睡したい」などという保護者の安眠のために使用することは適当ではありません。

小児鎮静薬の働きと特徴
小児鎮静薬は、症状を鎮めるほか、小児における虚弱体質、消化不良などの改善を目的とする医薬品です。
症状の原因となる体質の改善を目的としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがあります。
小児の疳に使用される薬の性質と働き方・注意点

小児の疳は「乾」という意味もあるとも言われ、痩せて血が少ないことから生じると考えられているため、鎮静作用のほか、血液の循環を促す作用があるとされる生薬を中心に配合されています。
鎮静と中枢刺激のように相反する作用を期待する生薬が配合されている場合もありますが、総じて効果がもたらされると考えられています。
いずれも古くから使用されているものですが、購入する人が「作用が穏やかで小さな子供に使っても副作用が無い」などといった安易な考えで使用することを避け、適切な医薬品を選択することができるよう、積極的な情報提供を行うことに努める必要がある。
代表的な生薬成分

ゴオウ(牛黄)・ジャコウ (麝香)
緊張や興奮を鎮めたり、血液の循環を促す作用などを期待して用いられる。
レイヨウカク(羚羊角)
ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)などの角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用などを期待して用いられます。
ジンコウ(沈香)
ジンチョウゲ科のジンコウ、その他同属植物の材、特にその辺材の材質中に黒色の樹脂が沈着した部分を採取したものを基原とする生薬で、鎮静、健胃、強壮などの作用を期待して用いられます。
その他
リュウノウ(ボルネオールを含む)、動物胆(ユウタンを含む)、チョウジ、サフラン、 ニンジン、カンゾウなどが配合されている場合があります。
漢方処方製剤
漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合にあっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととなっています。
小児の疳を適応症とする主な漢方処方製剤としては
- 柴胡加竜骨牡蛎湯
- 桂枝加竜骨牡蛎湯
- 抑肝散
- 抑肝散加陳皮半夏
- 小建中湯
があります。
これらの処方のほとんどが、構成生薬としてカンゾウを含みます。
カンゾウについては、主に健胃作用を期待して用いられ、配合量は比較的少ないことが多いですが、他の医薬品などから摂取されるグリチルリチン酸も含め、その総量が継続して多くならないよう注意されるべきです。
なお、乳幼児に使用する場合、体格の個人差から体重当たりのグリチルリチン酸の摂取量が多くなることがあるので注意する必要があります。
- 柴胡加竜骨牡蛎湯
- 桂枝加竜骨牡蛎湯
- 抑肝散
- 抑肝散加陳皮半夏
を小児の夜泣きに使用する場合、1週間くらい服用しても症状の改善がみられないときには、いったん服用を中止して、専門家に相談するなど、その漢方処方製剤の使用が適しているかどうか見直す必要があります。
小建中湯

体力虚弱で、疲れやすく、腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてり、冷え、寝汗、鼻血、頻尿及び多尿などを伴うものの小児虚弱体質、疲労倦怠、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児夜尿症、夜泣きに適すとされています。
構成生薬としてカンゾウを含みますが、乳幼児に使用される場合は、体格の個人差から体重当たりのグリチルリチン酸の摂取量が多くなることがあります。
また、小建中湯は比較的長期間(一ヶ月位)服用することがあるので、特に注意が必要です。
受診勧奨

乳幼児は状態が急変しやすく、容態が変化した場合に、自分の体調を適切に伝えることが難しいため、保護者などが状態をよく観察し、医薬品を使用すべきかどうかを見極めることが重要です。
小児鎮静薬を一定期間又は一定回数服用させても症状の改善がみられない場合は、 その他の原因(例えば、食事アレルギーやウイルス性胃腸炎など)の可能性も考えられるので、漫然と使用を継続せず医療機関を受診させるなどの対応が必要です。
乳幼児ではしばしば一過性の下痢や発熱を起こすことがありますが、激しい下痢や高熱があるよ うな場合には、脱水症状につながるおそれがあり、医師の診療を受けさせる必要があります。
吐きだしたものが緑色をしていたり、血が混じっているような場合、又は吐き出すときに咳き込んだり、息を詰まりせたりする場合も、早めに医師の診療を受けさせる必要があります。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は登録販売者試験 第3章 「小児の鴈」についてまとめました。
小児鎮静薬は、一般的に「かぜや発熱を繰り返す」「食が細い」といった小児の虚弱体質、倦怠感、腹痛などにも適した漢方薬です。
ただ、服用するのが「小児」ということから、保護者がしっかりと観察しながら使用することが必要です。
受験生のみなさんも是非、将来、販売する際に説明出来るようにしっかりと覚えておきましょう!

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