みなさん こんにちは。
登録販売者Naviの中村です。
いつもありがとうございます😊
ところで、登録販売者資格を活かす職場というと、真っ先に上がるのが「ドラッグストア」ですよね。
今やドラッグストア業界は、売上一兆円を超える企業も出るくらいの一大産業になっています。
また、数年後にはドラッグストア業界全体の売上は10兆円に届くと言われています。
そんなドラッグストア業界の団体と言えば、日本チェーンドラッグストア協会があります。
その日本チェーンドラッグストア協会について
「一体どんな組織なの?」
「どんな活動をしているの?」
と、興味が沸いた私は、その協会について調べてみました。
日本チェーンドラッグストア協会とは?
日本チェーンドラッグストア協会

日本チェーンドラッグストア協会の正式名称は「一般社団法人 日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)」です。
所在地
(本部)
〒105-0001東京都港区虎ノ門1-15-10 名和ビル5階501号
TEL 03-3506-1031
FAX 03-3506-1033
(サポートセンター)
〒222-0033神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-10 楓第二ビル4階
TEL 045-474-1311
FAX 045-474-2569
設立年月日
1999(平成11)年6月16日 任意団体設立
設立の趣旨

チェーン化を指向するドラッグストアの社会的な役割を果す為に
- 健康産業としてのわが国のドラッグストア業態の産業化の推進
- ドラッグストア産業の具体的な発展、育成に必要な情報の収集・提供
- ドラッグストアを取り巻く生活者、産業界、行政に対する建議、提言を行い、
国民の健康と豊かな暮らしに寄与することを目的とする。
組織図
- 代表理事 「会長」池野 隆光 ウエルシアホールディングス(株) 代表取締役会長
- 理事 「名誉会長」松本 南海雄 (株)マツモトキヨシホールディングス 代表取締役会長
- 理事 「名誉会長」寺西 忠幸 (株)キリン堂ホールディングス 代表取締役会長
- 理事 「名誉会長」青木 桂生 (株)クスリのアオキホールディングス 会長
以下、省略。
会員数内訳
- 正会員(ドラッグストア、他小売業) 129社
- 賛助会員(メーカー、卸、ストアサポート企業他) 221社
- 個人会員 10名
- 学校会員 22校
- 計 382(2021年6月現在)
正会員概要
- 売上 7兆7,823億円
- 店舗 22,498店舗
- 2021年6月現在 ※非公開企業除く、ドラッグストア以外の店舗を含む
気になった点①

日本チェーンドラッグストア協会のホームページの中に「重要案件を検討する常任理事会のほかに、14の委員会と部会があり、事務局の協力のもと実質的な活動を行っている」とありました。
その14の委員会の中で、私たち登録販売者に直接関わる委員会があります。
それがズバリ「登録販売者委員会」です。
その活動内容は以下の通りです。
- 登録販売者の地位と資質の向上
- 一般生活者への認知度の向上
私はこの活動内容の中で、特に気になったのが2番目の「一般生活者への認知度の向上」です。
世間では登録販売者という資格の認知度はまだまだ低く、たとえ知っている人でも「名前は聞いたことがある」程度で具体的な仕事内容や薬剤師との違いなどはほとんど知られていません。
そもそも、日本チェーンドラッグストア協会の中の委員会の活動内容に「認知度の向上」とあるということは、それだけ認知されていないということですよね。
私はそれを「全ての小学生でも知っている」くらいの認知度にして欲しいと思います。
気になった点②

14ある委員会の中に「社会貢献委員会」という組織があって、その活動の中に「難病のこどもたちにキャンプ地と医療施設付き宿泊所を提供することに協力」とありました。
これは素晴らしいことですね。
気になった点③

また、調剤推進委員会という組織の活動に、「調剤シェアを30%〜40%に拡大することを目指し、認知度の向上と業界の共通課題解消に取り組む」とありました。
近頃では、「調剤併設型ドラッグストア」をよく見かけるようになりましたが、それは正に、この委員会の活動内容と言えますね。
また、会長の年頭所感によると「ドラッグストア調剤取扱高 1 兆円突破と薬剤師資質向上への取り組み」の中で「調剤併設型店舗の拡大によって、調剤取扱高は 1 兆円に達し、さらに拡大する見込みです」とありました。
つまり、比率目標はまだ達成していないようですが、取扱高(売上)一兆円には届いているようです。
高齢化が進む現在の日本では、今後ますます処方箋の数は増加していくでしょう。
しかし、薬剤師には「薬剤師1人あたり処方箋40枚を超えないように」との制限があります。
また、近年の少子化に併せて薬剤師は不足しています。
さらに、登録販売者と違い、薬剤師は人件費が掛かるので、ある程度の資金力に余裕がある大手ドラッグストアチェーンでないと人材確保は難しいでしょう。
調剤併設型店舗を増やすには、そんな薬剤師の確保が必要不可欠です。
ただ、それらの課題をクリアしながら、前述のシェアを実現すれば、利用者にとってドラッグストアはより便利になるでしょう。
その理由の一つは、調剤薬局は土日祝日が休みだったり、営業時間が夕方6時〜7時くらい迄の店舗が多いからです。
その点、ドラッグストアであれば、営業時間も長く一年365日営業している店舗も多くあります。
また、調剤の待ち時間に買い物も出来るという利点もあります。
気になった点④

現在、日本チェーンドラッグストア協会の規模は、売上 7兆7,823億円 店舗 22,498店舗(2021年6月現在 ※非公開企業除く、ドラッグストア以外の店舗を含む)だそうです。
また、「会員募集のご案内」の中に「2025年には全国に3万店、10兆円規模のマーケットが予想される業態です」と書かれてました。
すでに、「ウェルシア」は売り上げ高一兆円を超えましたし、「ツルハ」も9000億円を超えています。

今後も、各ドラッグストアチェーンの新規出店ペースが続けば、10年以内に売上10兆円に届くのではと思われます。
気になった点⑤

会員の中には「個人会員」もありました。
年会費12,000円でなれるようです。
興味がある方は以下をご覧ください。
「入会申込みご希望の方は、ご連絡いただき次第、入会申込用紙など送付致します」
日本チェーンドラッグストア協会 事務局
Tel.045-474-1311
Fax.045-474-2569
まとめ
今回は日本チェーンドラッグストア協会について調べて、私がに気になった点を取り上げてみました。
今回、日本チェーンドラッグストア協会のホームページを見ることで、
- ドラッグストアは今後ますます店舗数が増える
- 全体の売上高も数年以内には、10兆円を超える
- 協会が登録販売者の質や認知度の向上を目指して活動している
ことなどが分かりました。
これからも、より多くのお客様の豊かな暮らしの役に立つ存在でありたいですね。
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