登録販売者にとって「推奨品」あった方がいいの?

登録販売者「実務」
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みなさん こんにちは😊

ところで、みなさんの職場には「推奨品」はありますか?

登録販売者の勤務先であるドラッグストアや薬局、配置薬などでは、多くの企業が推奨品や季節に合わせたキャンペーン商品などがあります。

そんな推奨品を多く販売すれば、評価が上がるというメリットはあります。

ただ、目標に届かないと、ストレスが溜まるというデメリットもあります。

そこで、今回は「推奨品はあった方が良いの?」というテーマについてまとめました。

あった場合とない場合のメリット・デメリットを比べて、本当に自分のためになるのはどちらなのか、就職や転職をするならどちらの方が良いのか考えてみましょう。

推奨品はあった方が良いの?

推奨品とは?

ドラッグストアなどでは、ほとんどの場合、売り上げアップ、利益アップのために、季節に合わせた「推奨品」を販売します。

推奨品は医薬品や医薬部外品、健康食品、化粧品など様々です。

また利益率の高い「PB商品」は特に選ばれます。

主な推奨品

  • 春先・・鼻炎薬、目薬(花粉症対策)
  • 夏場・・栄養ドリンク(夏バテ防止)
  • 6〜9月頃・・日焼け止め(紫外線対策)
  • 夏場・・虫刺され、やけど、水虫薬など
  • 夏場・・乗り物酔い(夏休みレジャー)
  • 冬場・・風邪薬
  • 冬場・・栄養ドリンク(免疫力アップ)
  • 冬場・・ハンドクリーム(ひび割れ、あかぎれ対策)

推奨品がある場合

メリット

推奨品の売り上げは利益に直結するので、自分の評価を大きく左右します。

そのため、他の人よりも多く売れれば、早く店長などのポストに付くかもしれません。

また高い実績を出していれば、他の方のお手本になるので「指導係」を任されるかも知れません。

さらに分かりやすい販促資料をつくったり、POPやレイアウトを工夫するなど、店舗全体の売上や利益に貢献することで、「店舗運営を任せられる人材」として店長やエリアマネジャーにアピールできます。

その上、評価が上がれば賞与が増えるなど、収入アップにつながる可能性もあります。

デメリット:ノルマ至上主義に陥ると働き方に悪影響

販売ノルマ達成の成否が自身の評価に直結するため、「ノルマ至上主義」の働き方になる恐れがあります。

例えば、店頭で接客する時間が長くなるほど、推奨品を販売する機会も増えるため、残業時間が長くなるケースがあります。

また、ノルマ達成が厳しい状況になったとき、別の商品の方がお客様のニーズに合っているにもかかわらず「ノルマ達成のために推奨品をおすすめしたくなる」もしくは「おすすめするよう上司から指示される」というケースもあるかも知れません。

そんな店舗で働く登録販売者の中には「お客様にとって最適な商品を提案したい」という思いと「ノルマ達成」の板挟みにあい、悩みを抱える方もいるでしょう。

販売ノルマがない場合

メリット:顧客に合った商品を気兼ねなく提案できる

販売ノルマがない企業では、推奨品の販売を優先する必要がないので、お客様に最適な商品を提案出来ます。

また、ノルマに追われながら業務をする必要がないので、ノルマがある企業に比べてストレスが少ないといえるでしょう。

デメリット:努力や成果が見えにくく、評価に反映されづらい傾向

販売ノルマがない企業では、販売能力や実績をアピールできる機会が少ないため、努力が伝わりにくく、評価にも反映されづらい傾向があります。

登録販売者のなかには「販売ノルマに追われて仕事をしたくない」と考える人が多いかもしれません。

しかし、自身の努力や実績が反映されず、「やりがいを感じられない」と再転職を検討するケースも少なくないのが実情です。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は「推奨品はあった方が良いのか?」についてまとめてみました。

就職先や転職先を探している方は、それぞれの企業のホームページから推奨品の有無を知ることが出来る場合もあります。

また実際に店舗に足を運べば、PB商品の有無はすぐに確認出来ます。

もし、自分が販売業や接客業の経験が有れば推奨品がある方を選ぶのも良いかも知れません。

また推奨品の販売に取り組むことで「人に何かを伝える」スキルが身につくと言えます。

そのスキルは仕事以外にも役に立つでしょう。


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