食が細くなりがちな高齢者にありがちな注意点とは?

豆知識
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みなさん こんにちは😃

ところでお客様の中には高齢の方もいらっしゃいますよね。

そんな高齢の方に関して私がよく心配するのは食が細くなるということです。

体の活動量が減れば食事の量が減るのは当然です。

しかし、食事から様々な栄養を摂取することで体は出来ていますし機能しています。

なので、歳をとったら意識して食事をすることが大切だと思います。

そこで今回はそんな高齢者の方の食事・栄養についてまとめてみました。

【参照】厚生労働省e-ヘルスネット

高齢者の栄養

タンパク質不足

タンパク質は主に肉や魚、大豆製品などに多く含まれています。

そのタンパク質は体の組織を作る材料のような役割をしています。

住宅に例えると建材でしょう。

柱や壁、床、屋根などあらゆる建材が組み合わさってお家が出来ています。

私たちの体で言えば髪、爪、皮膚、筋肉など全てタンパク質がその材料です。

なので、不足すれば筋力低下を招きやすくなります。

そうなると足が思うように上がらないためにつまづいたり、転倒しやすくなります。

高齢者が転倒して骨折すると寝たきりになりらその間に下半身の筋力が低下してそのまま寝たきりになってしまうケースが多くあります。

さらに急に寝たきり生活になることで認知症を発るするし症してしまうこともあります。

実際に認知症になる原因の第2位が骨折なんです!

なので高齢者の方には運動とタンパク質を意識して摂ることをおすすめしましょう。

炭水化物不足

炭水化物は食物繊維と糖質が合わさったものです

糖質は体を動かすエネルギー源です。

高齢者の方はこの炭水化物の摂取に偏っているところがあります

それは、日本では長年、お肉を食べる文化がなかったので栄養を炭水化物で摂る傾向が強いかったからです

糖質不足になるとエネルギー不足から疲れやすくなります

そうなると外出や運動などを控えがちになってしまい、そこから筋力低下を招く恐れがあります

また人間の脳はブドウ糖を唯一のエネルギー源にしていますので糖質不足は記憶力や集中力の低下も招きます

脂肪不足

脂肪と言えば、「太る」「健康に悪い」というイメージがありますが、そんなことはありません。

問題なのは摂取するバランスです。

一日に摂取する栄養の約2割は脂肪で摂ることをおすすめしましょう。

脂肪は細胞膜の材料になので不足すると血管が脆くなる危険性があります。

以前、東北地方に脳卒中が多かったのは塩分の摂り過ぎが原因だと考えられていました。

しかし最近の研究で脂肪の摂取量が極端に少なかったことが原因だと分かりました。

つまり脂肪の摂取量が少なかったために血管が脆くなったことが原因だったのです。

また脂肪は体を正常に動かすために必要なホルモンの材料でもあります。

高齢者の方は消化機能の低下から油ものを避ける傾向がありますが、ある程度摂らないいけないということをお伝えしましょう。

まとめ 

いかがでしょうか。

今回は「食が細くなりがちな高齢者のお客様に注意すること」についてお伝えしました

食生活の欧米化が進み、豊かになった日本は飽食の方が問題になっています。

その一方で戦後の貧しい時代を生きてこられた高齢者の方の中には「肉は贅沢品」「油は体に悪い」「粗食が健康には1番良い」と思って栄養バランスがあまり良くない食生活を送る人が多くいます。

そんな方を見かけたら是非、登録販売者として適切なアドバイスをしましょう!


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