みなさん こんにちは😊
ところで、登録販売者として働き始めても何かしらの理由で「転職」することもありますよね。
そんな時は正社員でも、パートやアルバイトでも退職の意向を早めに伝えて職場・上司の了解を得るのは社会人としてのマナーです。
直前にいきなり退職を切り出すことはトラブルのもと。
「でも、具体的にどんなことに気を付ければ良いの?」
「退職する時に必要なことって何?」
という方も多いはず。
そこで今回は「登録販売者が転職の際に円満退職するための10のポイント」をお伝えします。
せっかく内定が決まっても、会社に引き留められて退職できないと悩む登録販売者は多くいます。
気持ちよく転職するために、退職までのスケジュールと円満退職のポイントをご紹介します。
円満退職するためのポイント
[1]内定獲得前に無理のある入社可能日を伝えない

面接時に必ず聞かれる質問のひとつに「入社可能な時期」があります。
「面接日の1年後」など極端に先の日程はNGですが、業務の引き継ぎや繁忙期などの関係で1〜2カ月後になることは珍しくありませんので、無理のない日程を回答しましょう。
しかし、なかには「入社可能日が遅いと採用されないかも知れない」という不安から、「いつでも大丈夫です」「来月の1日からすぐ働けます」など無計画に日程を伝える人が少なからずいます。
その結果、入社日を守るために強引に退職を進めることになり、十分な引き継ぎができず、現職する職場に多大な迷惑をかけたり、逆に入社日を延期することになってしまい転職先に「トラブルメーカー」の印象を与えたりする人もいます。
[2]退職の意向は早めに伝える

民法では退職日の「2週間前まで」に退職の意向を伝えればよいことになっています。
しかしながら、業務の引き継ぎなどを考えると退職までの期間として最低でも1ヶ月は確保しておくべきでしょう。
なお、会社の就業規則や契約内容で退職申請の期日を定めている場合がありますので必ず事前に確認してください。
[3]1~2ヶ月前に上司に退職の意思を伝え文書を提出する

内定を獲得し退職を決めたら、早めに直属の上司に退職の意思を伝えます。
その際、転職理由が曖昧だと引きとめにあって「結局転職できなかった」という結末になりかねません。
特に登録販売者は常に人手不足の状態ですから、年度末や繁忙期などタイミング次第で強い引きとめにあう可能性は十分に考えられます。
「なんのために転職するのか」という転職の理由を明確にしたうえで、きちんと上司に伝えましょう。
[4]退職理由は上司が納得する内容で

退職を切りだす際、「上司が納得するような退職理由」を伝えましょう。
「給与が低い」「忙しい」など、会社への不満を理由にすると、「じゃあ給与を上げるから」「優先的にシフトを組むから」と引きとめにあう可能性が高いです。
退職理由は「自分のやりたいことが他社にある」「ワークライフバランスを見直したい」など前向きな内容にするとよいでしょう。
[5]伝えるタイミングは相手の都合に合わせる

「いつ」上司に伝えるかも重要です。
まずは「相談があるので近日中に30分ほど時間を作っていただけませんか?」と、相談のアポイントメントを取ります。
自分の都合よりも上司の都合を優先させることで、上司に好印象を与えられ、退職の相談もスムーズにいくからです。
[6]退職願を提出する
上司に退社の意思を伝えて了解を得たら、退職日を相談して決定して「退職届」又は「退職願」を提出します。
「退職届」は、「退職します」という申告の文書で、「退職願」は、会社に対して「退職したいと思います」という打診する文書です。
どちらも会社に辞意を伝える文書という点では同じですが、退職を決意しているならば「退職届」を提出するのが一般的です。
なお、退職届はいったん受理されると撤回できないことは覚えておきましょう。
[7]業務を整理して後任に引き継ぐ

自分が担当している業務を後任のスタッフに引き継ぎます。
引き継ぎの方法や内容は、上司と相談するとスムーズです。
有給休暇が残っている場合は、いつまで出社するのか逆算して計画的に引き継ぎを進めましょう。
また、取引先など関係者へ退職の挨拶を済ませておきます。
[8]引き継ぎには余裕を持とう

退職することで同僚や関係者には少なからず迷惑をかけるものです。
後任者がスムーズに業務にあたれるように業務の引き継ぎには十分に時間を取りましょう。
その際、引き継ぐ内容をリストアップして、書面に残しておくとあなたが退職した後に不明点が発生した際に後任者が確認できて便利です。
[9]退職日に物品の返還をする
健康保険証や制服、通勤定期券、携帯電話など、会社の経費で購入したものを返却します。
うっかり自宅に忘れてしまうと後日、返還するためだけに会社に足を運ぶことになりますので、事前に確認しておきましょう。
[10]最後の挨拶

あなたが退職することで職場には少なからず負担があります。
たとえ人間関係が一因で辞める時でも、上司や同僚に「ありがとうございました」とお世話になったお礼を伝えましょう。
上司や同僚だけでなく、きっと自分も良い気持ちになるはずです。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は「転職の際に円満退職するためのポイント」についてお伝えしました。
退職の理由は人それぞれですが、できれば上司や同僚とは良好な関係を築いて円満退職したいものです。
町で偶然会った時に「久しぶり〜。元気?」と明るく声を掛けられるような関係が理想的です。
そのためには
- 現職に迷惑をかけないよう業務の引き継ぎをする
- そのための期間を確保する
- 誠意を込めてお礼を伝える
などポイントです。
わだかまりを残さず古巣を飛び立って新天地で新たなスタートを切りましょう!
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