みなさん こんにちは。
登録販売者Navi の中村です。
いつもありがとうございます😊
ところで、登録販売者として働いていると、お客様からいつどんな質問や相談を受けるか分かりませんよね。
ということは、お客様にいつ、どんな相談をされても、自分でしっかりと対応出来るように準備をしておく必要があります。
ですが、登録販売者の方の中には
「でも、何から勉強したら良いの?」
「たくさんの品目があって勉強する優先順位が分からない」
という方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は「登録販売者が勉強する際の優先順位」についてまとめてみました。
今回の記事が登録販売者初心者の方のお役に立てば幸いです。
登録販売者が勉強する際の優先順位とは?
勉強する内容

登録販売者は仕事中、いつどんな相談されたり質問を受けるか分かりません。
例えば、風邪や頭痛、胃もたれ、疲れ、肌荒れ、肩こり、腰痛、膝の痛み、便秘、下痢、目の疲れ、ダルさ、高血圧、コレステロール、糖尿病などなど、相談される内容は多岐に渡ります。
また、高血圧症なら
- どんな症状なの?
- 放置するとどうなるのか?
- 基準値はどれくらい?
- どんなこと(食生活や生活習慣)に気をつける必要があるの?
などを知っておくと良いでしょう。
ただ、全ての症状を同時に勉強するのは不可能です。
なので、先ずは質問される頻度の高いものから順番に勉強していくことをおすすめします。
相談される頻度の高い順番とは?

相談される頻度の高い順番は、オフィス街や都心部の住宅地、田舎など、店舗のある地域によって異なりますが、一般的には
- かぜ
- 頭痛
- 胃腸
- 疲労
- 肩こり・腰痛
- 生活習慣病(血圧・糖尿病・高脂血症など)
- 便秘
- 下痢(過敏性腸症候群など)
- 疲れ目
- お肌(乾燥肌・肌荒れなど)
などがあげられます。
この頻度が高い病状をある程度勉強出来たら、次に頻度の低いものを勉強します。
頻度が低いものとしては水虫や虫刺され(この2つは夏場は多い)、通風、抜け毛などがあげられます。
季節にあった病状も勉強しよう!

また、前述の優先順位とは別に、季節に合った症状も勉強するべきです。
なぜなら、その時期だけは質問や相談が多くなるからです。
具体的には
- 春:花粉症
- 夏:夏バテ・熱中症・虫刺され・汗も・下痢・日焼け・水虫
- 秋:風邪・インフルエンザ
- 冬:風邪・インフルエンザ・手荒れ・乾燥肌・胃もたれ・受験生向け体調管理
などがあげられます。
一般的に、相談される頻度が高いものと、季節にあった病状合わせて勉強していけば、一年経つと一通り学ぶことになります。
どんなことを勉強するの?

登録販売者として勉強するべきことは様々な病気や症状にあう医薬品(成分)と対処法や予防法です。
なぜなら、お客様は出来るだけ早くに自分の悩みや辛さを解消したいのと同時に、再びその症状を起こしたくないからです。
登録販売者の役割の一つにセルフメディケイションがありますが、医薬品を販売する際は、その症状を繰り返さないように生活習慣や食生活のアドバイスができると良いでしょう。
対処法とは?
対処法とは、その病気や症状を直したり、その症状から回復する方法です。
例えば、疲れが溜まっている場合は
- 十分な睡眠をとる
- バランス良い食事
- ゆっくりと入浴する
- ストレスを溜めない
- 適度な運動をする
などの食生活や生活習慣のアドバイスです、
それに併せて、肉体疲労におすすめの商品をご提案します。
私の場合は
- 糖質をエネルギーに変える「ビタミンB1などのB群」
- エネルギー源である「ブドウ糖」
- 筋肉中に溜まった乳酸を分解したエネルギーに変換してくれる「クエン酸」
などをおすすめします。
商品としては即効性がある「ドリンク剤」と慢性疲労の効果がある「総合ビタミン剤(ビタミンB1主剤)」「お酢飲料」などをおすすめします。
予防法とは?
予防法とはその病気や症状を防ぐ方法です。
例えばかぜなら、手洗い・うがいはもちろんです。
それに加えて、抵抗力と免疫力が下がらないような食事や生活のアドバイスがあります。
基本的な接客の流れ

次に登録販売者の基本的な接客の流れをご紹介します。
例えば、お客様から「とにかく体がだるい」「肩こりでツライ」「最近、目の疲れがひどい」などの悩みの相談を受けるとします。
こんな相談を受けたら、お客様の悩みが
- いつ頃からなのか
- どれくらいつらいのか
- 思い当たる原因はないか
など、問診をしながら病状を探り、先ずは医療機関を受診した方が良いのか、市販薬で対応するべきかを判断します。
そして市販薬をおすすめする場合は
- どの薬が良いのか
- なぜお勧めなのか
- 効果的な使用方法
- 用法・用量は
- 気をつけること
- アレルギーや副作用の情報提供
などをお伝えします。
そして薬を販売するだけではなく、生活習慣や食生活のアドバイスも合わせて行います。
まとめ
今回は「登録販売者が勉強する際の優先順位とは?」についてまとめてみました。
登録販売者試験で覚えたことは薬屋さんとしての基礎知識です。
実際の現場ではお客様の悩みを解消する必要があるので、より実践的な知識が更に必要になります。
勉強することは多岐に渡るので大変かも知れません。
しかし、勉強して知識を増やすことで、よりお客様の役に立つ登録販売者に近づいていけます。
ですので、登録販売者初心者の皆さんも、たくさん勉強してよりお客様に信頼され、頼りになる登録販売者を目指しましょう!
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