みなさん こんにちは😊
ところで、登録販売者の役割と言えば、「セルフメディケイションの推進」がありますよね。
そのセルフメディケイションを推進するために「OTC医薬品」は欠かせない存在です。
でも、具体例に
「OTC医薬品の役割って何?」
「OTC医薬品にしかないメリットとは?」
「OTC医薬品を販売する時に注意しないといけないことって何?」
と思いませんか?
そこで今回は「OTC医薬品の役割やメリット、注意点」についてまとめてみました。
OTC医薬品販売のプロフェッショナルとして、ぜひ一度再確認してみませんか?
OTC医薬品について
OTC医薬品とは?

OTC医薬品とは一言で言うと、「薬局やドラッグストアなどで処方箋なしで購入出来る医薬品」のことを指します。
OTC医薬品は薬剤師や登録販売者がいれば、ドラッグストアに限らず、家電量販店やホームセンター、スーパーなどでも購入することが出来ます。
その一方、医師が処方するのが「医療用医薬品」です。
その語源は?
OTC医薬品の語源は「Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)の略で、昔はカウンター越しにお薬を販売していたことに由来しています。
市販薬や大衆薬とは違うの?
よく使う言葉で「市販薬」や「大衆薬」、「一般用医薬品」などがありますが、これらは全て同じ意味です。
日本医薬品協会が2007年にOTC医薬品という呼称へ変更しましたが、上記の表現方法はまだ一般的に使用されています。
OTC医薬品の役割は?

OTC医薬品は様々な病気や怪我などの症状の改善に役立ちます。
セルフメディケイションが推進されている現代社会においては「自分の健康は自分で守る」時代です。
そのためにもOTC医薬品を上手に利用していきたいですね。
OTC医薬品のメリット
気軽に購入出来る
OTC医薬品は医師の処方箋がなくても、自分でドラッグストアなどの身近な場所で気軽に購入出来ます。
時間が省ける

医療機関を受診した場合は
- 病院に行って診察券を出す。
- 診察を受ける。
- 処方箋をもらう。
- 調剤薬局に行く。
- しばらく待ってお薬をもらう。
という流れになります。
そうなると結局、約半日はかかりますよね。
ですが、OTC医薬品を利用した場合は、その時間を大幅に省けます。
注意点
あくまでも症状の緩和である

一般用医薬品は効き目よりも安全性を重視しています。
ですので、あくまでも一時的な症状の緩和が目的です。
例えば、かぜ薬もツラい咳や熱、喉の痛みなどを緩和していますが、体内のウィルスをやっつけてはくれません。
体内に侵入したウイルスをやっつけられるのは、自分の免疫だけです。
また筋肉痛などの時に使用する消炎鎮痛剤も同様です。
使用しなくても、いつかは症状が改善します。
ですが、痛みがツラいときに消炎鎮痛剤を使用することで、治りを早めたり、痛みを一時的に緩和してくれます。
そんなOTC医薬品の特徴を考えると、しばらく使用しても症状の改善がみられなければ、早めに医療機関を受診することも必要ですよね。
セルフメディケイション
セルフメディケイションとは「自分自身の健康に責任をもって軽い体調不良は自分で手当をすること」を言います。
今後の日本社会は少子高齢化が進み、医療や介護などの自己負担比率は上がりますし、年金の支給額は下がることが予想されています。
そんな中で必要なのが「自分の健康は自分で守る」という発想で、その際に役に立つのがOTC医薬品です。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は「OTC医薬品の役割とメリット、注意点」についてまとめてみました。
医師の処方なしに購入出来るOTC医薬品ですが、その品数は無数にあります。
いざ、薬局やドラッグストアに足を運んでもどれを選べば良いのか分かりませんよね。
そんな時にお客様のお薬選びのサポートをするのが薬剤師又は登録販売者です。
登録販売者はいつお客様からご相談を受けても適切なOTC医薬品選びのお手伝いが出来るように日々勉強していきましょう!
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