みなさん こんにちは😊
ところで、みなさんは「セルフメディケイション」という言葉を聞いたことはありますか?
セルフメディケイションとは簡単に言えば「自分の健康は自分で守る」ということです。
登録販売者のみなさんは登録販売者資格の試験勉強の中で、このセルフメディケイションの推進が登録販売者の役割の一つだと学んだと思います。
ただ、セルフメディケイションとは具体的にはどのようなことを指すのでしょうか。
「食事に気をつけるとか?」
「運動する習慣をつけるの?」
「やっぱり睡眠も大切でしょう」
など、今ひとつ分からないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「セルフメディケイションの4つのポイント」についてまとめてみました。
あなたもセルフメディケイションについての理解を深めて、より信頼される登録販売者になりませんか?
セルフメディケイションの4つのポイント
① 規則正しい生活
セルフメディケイションの基本は規則正しい生活です。
「睡眠時間がいつも不規則」
「朝は忙しいので、朝食はほとんど食べない」
「食事はインスタント食品が多い」
「デスクワークで運動もほとんどしていない」
など、不規則な生活習慣や不摂生な食事、運動不足が長く続くと、私たち人間は知らないうちに「抵抗力」や「免疫力」が低下してしまいます。
そうなると風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
また、そんな生活が長期間続けば、糖尿病や心疾患、脂質異常症などの生活習慣病を発症する原因にもなります。
そこまではいかなくとも
- 疲れやすい
- 肌荒れ
- 便秘がち
- 気力が湧かない
などの体調不良を感じやすい体になってしまうことがあります。
ですので、先ずは規則正しい生活を送ることが基本になります。
② OTC医薬品を適切に使用する

OTC医薬品はセルフメディケイションを進める上で欠かせないものです。
風邪や頭痛、疲れ、肩こり、胃もたれなど軽度な症状なら病院に行かずに自分で症状にあったOTC医薬品を使用して手当てしましょう。
ひどくなる前に早めに対処すれば時間やお金も節約出来て学校や仕事を休まずに済みます。
OTC医薬品の働き

OTC医薬品の主な働きは
- 体力を回復させる
- 病気の原因を取り除く
- 症状を緩和する
などがあります。
みなさんも疲れが溜まっている時にドリンク剤を服んだり、かぜの初期にかぜ薬を服んだりしたことがありますよね。
軽い症状なら医療機関を利用せずにOTC医薬品を上手に利用するのもセルフメディケイションの一つと言えます。
③ 専門家に相談する

ドラッグストアや薬局などに薬を買いに行ってもたくさん種類があってどれを選べば良いのか分からない時がありませんか?
そんな時には頼りになるのが薬の専門家である「薬剤師」や「登録販売者」です。
せっかく購入したお薬が症状に全くあっていなかったり、正しい服み方をしなかったためにちゃんと効果が発揮されなかったら意味がありません。
薬剤師や登録販売者は「薬選びのお手伝い」だけでなく「薬の正しい服み方」や「注意する点」など教えてくれます。
OTC医薬品を使用する際には、そんな専門家のアドバイスを上手に活用しましょう。
④ 自分の健康状態をチェックする

セルフメディケイションを実行するには自分の体の状態を知ることが必要不可欠です。
最近では、家庭用の血圧計や体脂肪計、体組成計などが普及しているので、病院に行かなくても、血圧や体重、体脂肪率、骨量などを細かく把握することが出来るようになりました。
また、街の調剤薬局の中にはサービスの一環として、簡易型のコレステロールや中性脂肪、血糖値、血圧を測定出来る機械を設置している店舗もあります。
そんなサービスを利用すれば、病院に行かなくても早めに自分の健康状態の変化を知ることが出来ます。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は「セルフメディケイションの4つのポイント」についてお伝えしました。
昔から日本では
「健康は医者任せ、ゴルフはキャディ任せ」
という考え方が普及していました。
それは日本は諸外国に比べて、国民皆保険が充実しているからでもあります。
しかし、少子高齢化が進む現代の日本では、医療費の自己負担率も上がっていますし、保険適用外になる医療用医薬品も多くなっています。(スイッチOTC医薬品など)
そんな中、出来れば医療機関のお世話にならないように、自分で自分の健康管理をしていきたいですよね。
登録販売者としては、お客様にセルフメディケイションのポイントをしっかりとお伝えして、健康的な生活を送るお手伝いをしていきたいですね。
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