みなさん こんにちは😊
ところで、登録販売者としてOTC 医薬品を販売する際には、その商品の効能・効果や用法・用量、特徴だけではなく「注意点」も知っておく必要がありますよね。
登録販売者初心者の方で
「OTC医薬品の販売に自信がない…」
「薬剤師さんのように上手く説明出来ない…」
「ちゃんと接客出来てるか分からない…」
という方々の中にはこの「Q&A」や「注意点」を覚えていない方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は「目薬に関するQ&A」をまとめてみました。
「今よりもっと信頼される登録販売者になりたい」
「登録販売者としてスキルアップしたい!」
という方は是非ご覧ください。
目薬に関する質問
【Q1】一般用目薬は何歳からさしてもいいのですか?

自覚症状を的確に訴えられない赤ちゃんの場合、重大な目の疾患を見落として手遅れになったりすることも考えられます。
1歳以上であれば使用可能ですが、少なくとも自分で自覚症状を訴えられるようになるまでは眼科医の指導を受けるようにしてください。
一般用目薬の中には、清涼感の強い目薬など子どもには適さないものもありますので人工涙液のご使用をおすすめします。
なお、用法・用量、注意事項は必ず守ってください。
【Q2】一般用目薬の正しい保管方法は?冷蔵庫で保管してもいいのですか?
直射日光の当たらない涼しい所に密栓して保管してください。
冷蔵庫での保管は差し支えありませんが、凍らせないように注意してください。
【Q3】就寝前に一般用目薬をさしてもいいのですか?

寝る直前に点眼し、そのまま眠ってしまうことは避けてください。
遅くとも寝る5~10分前までに点眼することをおすすめします。
涙の流れは、起きているときと比べて、寝ているときの方がより停滞します。
成分によっては停滞により目への刺激が長く続く恐れがあります。
【Q4】妊娠中に一般用目薬を使用しても問題ありませんか?

一般用目薬は、目の軽度な症状の緩和や予防のために、自らの判断で購入し使用されるもので、比較的安全性の高い薬です。
添付文書に注意の記載が特になければ、使用されても問題はありませんが、用法・用量を守って使用することが大切です。
さらに、診察を受けている産婦人科医には一般用目薬を使用していることを伝え、医師の指導に従ってください。
【Q5】一般用目薬は開封してからどれぐらいもちますか?

開封してからの保管状況や使用状況が目薬の使用者でさまざまなため、一概にはいえませんが、一般用目薬は3カ月を目安にご使用ください。
開封して使い始めた目薬を使用する場合は、必ず使用前ににごりや浮遊物などがないことを確かめてください。
浮遊物など液に変化が認められた場合には使用しないようにしてください。
【Q6】使用上の注意に「緑内障の診断を受けた人は使用前に医師または薬剤師に相談すること」と書かれていますが、なぜですか?
緑内障は、眼球内の圧力が高まって視神経が侵され、視力が落ちたり、視野(見える範囲)が狭くなったりする病気です。
一般用目薬の薬効成分の中には、緑内障の種類によっては、病状を悪化させる恐れがありますので、使用については必ず眼科医の指導を受けてください。
【Q7】薬液に色(赤色や黄色)がついているのは着色しているためですか?

着色しているわけではありません。
赤色はビタミンB12(シアノコバラミン)、黄色はフラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム(活性型ビタミンB2)の色です。
なお、点眼中に薬液がこぼれて衣服についた場合は、すぐに水洗いしてください。
【Q8】目薬の中に白いフワフワしたものが浮いていますが、そのまま使用してもよいでしょうか?
目薬の中に変化が見られるものは使用しないでください。
点眼する時、点眼容器の先端が「まぶた」や「まつ毛」などに触れたことによって、「目やに」や「ホコリ」などを容器内に吸い込んだためと考えられます。
そのまま使用すると感染を起こすことがあります。
このような現象が起こらないよう、点眼する時には容器の先が目に触れないように、目から離して点眼してください。
まとめ
いかがでしょうか。
今回はお客様からよく受ける「目薬に関するQ&A」をまとめてみました。
OTC医薬品を販売する際には、事前にお客様から受けることが予想される質問とその答えを覚えておくと自信をもって接客出来ます。
登録販売者研修中の方は是非、ちょっとしたスキマ時間に扱っているOTC医薬品に関するQ&Aを覚えて、お客様により信頼される登録販売者を目指しましょう!
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