登録販売者試験を初めて受験する人の中には
「どれくらい勉強すれば合格出来るの?」
「より効果的な勉強の進め方は?」
「本当に数ヶ月で合格出来るの?」
と心配している方も多いのではないでしょうか?
勉強時間や勉強方法などは登録販売者資格に限らず、資格取得を目指す上で気になる点ですよね。
そこで今回は「合格に必要な勉強時間と効果的な勉強方法」についてお伝えします!
受験を決意した方は是非、参考にしてみて下さい!
合格するにはどれくらいの時間が必要なの?

試験勉強を始める人にとって、合格するためにはどれくらいの時間が必要なのかは誰しも気になるところですよね。
結論から言うと正確な答えはありません。
その理由は試験勉強を始めた時の
- 基礎知識
- 環境(子育て中や仕事をしながらなど、職場で講義があるなど)
- 勉強方法
- 独学か通信講座などを利用しているか
- 記憶系の勉強が得意かどうか
などによって変わるからです。
私の例をお話しすると、私が配置薬販売業に従事して14年が経った頃登録販売者資格が誕生しました。
ですので、私は「人体の仕組み」や「薬の働き方」など、ほとんど勉強せずに済んだのでどれくらいの時間が必要なのかという参考になりません。
ただ、強いて言うと高い集中力があれば、一日3時間×3ヶ月=900時間ほどあれば、全く薬の基礎的な知識がない人でも合格出来ると思います。
おすすめの勉強方法①

私がおすすめする勉強方法は
- 本格的な勉強開始時期は試験日の5ヶ月前
- 朝〜夕方まではインプット(テキストを読んだり、前日に解いて不正解だった問題の解説を読むなど)
- 帰宅後は過去問や演習問題を解く
- 休日は普段より多めに時間をとって一週間のおさらいと新しい項目を1 : 1で取り組む
という方法です。
当然ですが家庭(子育てや介護など)や仕事の都合(繁忙期など)があるかと思いますので、この通りにはいかない週もあるでしょう。
そんな時は気にせずに出来る範囲で構いません。
一方で、急に時間が空いた時にはその分、ガッツリと勉強すれば良いでしょう。
また試験日まで時間に余裕がある場合は一年位かけてコツコツ勉強するのもアリです。
ただ、私が試験において知識と同じくらい大切だと思っているのはピーキングです。
あの箱根駅伝で有名な青学の原監督も
「箱根駅伝の当日にピークをもってくることが大切」
と話しています。
ですので、試験日まで長い方は徐々に勉強しながら、5ヶ月くらい前からギアを上げる感じが良いと思います。
おすすめの勉強方法②過去問

次に、より具体的な勉強方法です。
私がおすすめするのはインプット(テキスト読み込み)とアウトプット(過去問・練習問題を解く)の同時進行です。
それはテキスト全体(第1章〜第5章)を数週間かけて読み終わってから問題集や過去問を解き始めるよりも、テキストの各章をざっくり読んだら、一旦その章の問題演習にとりかかる方が記憶が定着しやすいからです。
なので、先ずは第1章から第5章までを順にインプットとアウトプットそれぞれ「1:1」くらいの割合でスタートします。
そして試験に近づくにつれて過去問・練習問題の比率が増やし、ラスト1ヵ月はひたすら過去問を解く方法です。
また人は記憶を出したり入れたりすることで定着しますが、その際に大切なのがインプットとアウトプットの間隔です。
その間隔が長すぎるとすでに忘れていますし、逆に短すぎるとまだインプットされていません。
そこでおすすめの間隔は不正解だった問題の解説を読んで理解したら
- 翌日
- 数日後(3日くらい)
- 一週間後
にもう一度解くことをおすすめします。
このように一度を新しい知識をインプットしてから問題集や過去問を繰り返すアウトプットを繰り返す勉強方法が一番おすすめです。
おすすめの勉強方法③

実は、登録販売者試験の中で第1章は出題範囲も狭く、一般常識でも正解出来る内容も含まれる「得点を稼ぐ章」です。
実際、厚生労働省の試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)全382ページ中たったの15ページしかありません。
その一方で多くの受験生が
「なかなか覚えられない」
「同じことところで何度も間違える」
と、頭を悩ませるのが「漢方薬・生薬」「自律神経系」などの項目です。
ですので、もし第1章で17点/20問くらい正解出来るならば、第1章はたまに過去問を解くだけにすることをおすすめします。
試験勉強は時間との戦いです。
だとすれば、苦手分野により多く時間をかけることが効果的な勉強方法だと言えますよね。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「合格に必要な時間と効果的な勉強方法」についてお話ししました。
登録販売者試験は出題範囲も広いです。
また聞きなれない成分名など頭に入りにくい項目もたくさんあります。
しかし、ちゃんと計画的に勉強をすれば、全くの素人でも一発合格出来ます。
今回の執筆内容がこれから受験する方々の少しでもお役にたてば幸いです。
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