抗コリン薬はどんな働きをするの?

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抗コリン薬とは

私たちの体の中に常に存在しているアセチルコリンという物質には

  • 尿を出す
  • 鼻水を出す
  • 胃腸を動かす

などの様々な働きがあります

抗コリン薬はこのアセチルコリンの働きを抑制するので

  • 過活動膀胱(尿もれ・頻尿)を改善する
  • 鼻水を止める(風邪薬・鼻炎薬など)
  • 痙攣薬(胃や腸の異常な痙攣を抑えることでお腹の痛みを和らげます)

などの効果があります

自律神経とは?

私たちの体は常に自律神経によってコントロールされていますがその自律神経には交感神経副交感神経の2つがあります。

副交感神経が優位な時はリラックスモードなので尿意や空腹感を感じます。

逆に交感神経が優位な時は尿意や空腹感を感じにくくなっています。

例えるならば「交感神経が優位=試合中」と思ってください。

みなさんも

「試合中は大丈夫だったけど試合が終わった途端にお腹が鳴った」

「試合が終わった途端にトイレに行きたくなった」

という経験はありませんか?

なぜ副作用で口が渇くの?

アセチルコリンには唾液の分泌という働きもあります。

抗コリン薬を服用した時の副作用で口が渇くのはこの唾液の分泌が減るためです。

まとめ

今回は「抗コリン薬はどんな働きをするの?」についてまとめました。

花粉症や風邪をひいた人が医薬品を服用した時に「喉が渇く」「口が渇く」のはこのためです。

このように薬には必ず主作用と副作用があります。

ですので、もし登録販売者として副作用が強く現れてお困りのお客様には同じ効能・効果がある違う成分のお薬をおすすめしましょう


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