みなさん こんにちは😊
ところでみなさんは登録販売者試験の合格率が都道府県県によって大きく違うのはご存知ですか?
大きい年では約3倍の開きがあったこともありました。
そこで私の素朴な疑問です。
「なんでそんなに違うの?」
ということで、今回はその謎について調べてみました!
これを知ったところで何の役にも立ちませんが一応発表します!
登録販売者試験
2019年度合格率ベスト3
🥇 北海道 64.2%
🥈 青森県 60.9%
🥉 岩手県 56.8%
2019年度合格率ワースト3
🥇 沖縄県 30.8%
🥈 鹿児島県 35.4%
🥉 宮崎県 39.2%
合格率についての疑問

あなたはこの合格率を見て疑問を感じませんか?
合格率に2倍以上の開きがあります!
ざっくりと言えば、北海道の受験生10人中6人強が合格しているのに対して沖縄県の受験生は10人中7人が不合格です。
しかも、他県でも受験しようとした場合(複数回受験)沖縄県の方にとって1番近い鹿児島県はワースト2位、次に近い宮崎県はワースト3位です。
(ただし、沖縄県も九州は同じブロックで日程が重なるので無理ですが)
私はこの地域格差は不公平だと思います。
試験問題の作成

登録販売者試験問題は厚生労働省の試験問題作成の手引きに沿って各都道府県の担当者が作成しています。
その際、都道府県によって難易度に差がでないように、また一定以上の質を保つ目的で国はガイドラインを定めていて例題も作成しています。
ですので、各都道府県の担当者はその「試験問題の作成に関する手引き」とガイドラインに沿って問題を作成しています。
登録販売者試験の合格基準

ところで、登録販売者試験の合格基準は2つあります
- 全体の7割以上の得点
- 各章の正答率が各都道府県が定める基準を超えること
の2点です
全体の7割以上ということは問題数が120問なので84点以上ということになります。
次に「各章の正答率が各都道府県が定める基準を超える」ですが、これは各都道府県によって決められています。
概ね3.5割もしくは4割以上です。
例えば、20問の章で3.5割以上なら7点ですし4割以上なら8点になります。
合格するためにおさえる順番

厚生労働省としては、試験範囲全体をまんべんなく理解して欲しいのでこのような基準が設けられています。
登録販売者試験の問題数は120問ですが、もし120問中100点だったとしても、どれか1つの章が3.5〜4割未満では不合格ということです。
なので試験勉強される方が押さえるべき順番は
- 全ての章で4割以上の正答率
- 全体で総得点で84点以上取得
となります。
難易度に差が出る理由

ここまで見てみると難易度に大きな差が出る理由は、「各都道府県の担当者がどれくらいの難易度の問題を作るか」にかかっています。
確かに、先程の各都道府県が定める基準には3.5割以上と4割以上という開きはあります。
しかし、試験問題全体で7割を超える点数を取る必要があることから考えると、各章3.5割〜4割以上というのは低い設定てす。
それよりもいずれかの項目(特に苦手な人が多い第3章の生薬や漢方薬など)でより深掘りしたり、ひねったりしたより間違えやすい問題を作ることで難易度は一気に上がります。
つまり、難しくするのも易しくするのも各都道府県の試験問題を作る担当者次第ということです。
個人的な意見

私は「登録販売者資格試験問題は国が作成すべき」だというのが持論です。
それは、「そもそも国がガイドラインや試験問題作成の手引きを作っているなら、国が問題そのものを作れば良い」という理由からです。
そして、他の国家試験のように全国同じ日に行うべきです。
これだけ各都道府県によって合格率が異なるのは、異常であり問題視すべきです。
また受験料が各都道府県によって差があるのも問題です。
令和3年度で言うと12,800円〜18,200円と5,400円もの差がでる理由は全く分かりません。
もし私が厚生労働省の担当者なら来年度からそのように改革します。
そして受験生にとって難易度も受験料も全て公平な試験にします。
それなら不合格になっても納得出来るはずです。
そして「〇〇県で受験していれば、合格出来たかもしれない…」と思う人が減るでしょう。
まとめ
今回は登録販売者試験の難易度が各都道府県によって大きな差がある理由とそれに対する持論を熱く語りました。
何はともあれ受験生のみなさんは、ご自分の受験する都道府県の基準をクリアして合格してください!
応援しております♪
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