配置薬はドリンク剤がどれだけ売れるかで予算達成が決まる

配置薬(置き薬)
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置き薬屋さんとしてお仕事をしていると4月頃から栄養ドリンクを配置し始めます

※)会社によっては100ml栄養ドリンクを全くやらないところもあります

リポビタンDのような100mlで100円/本くらいの商品です

4月になると昼間の最高気温が20度前後の暖かい日もありますが、朝と夕方以降はまだ上着がないと寒い日が多いですよね

実際にお客様のところにドリンク剤を持参しても「栄養ドリンク?」という感じになることも多いです

「4月はまだそんなに気温が高くないし早いんじゃないの?」

「ドリンク剤が売れるのは夏場でしょう?」

と思う人もいるかと思います

その通りなんですが、配置薬の場合は4月頃からドリンク剤に取り組んでいます

という訳で今回は、これから置き薬屋さんになる方や初心者の方向けに「なぜ4月頃から栄養ドリンクに力を入れるのか」についてお伝えします

ドリンク剤についてはこちらから

ドリンク剤に取り組む理由

訪問間隔を考慮しているから

なんでその頃から栄養ドリンクを配置していくかと言うと、配置薬の場合は訪問間隔というものがあるからです

訪問間隔とはお客様の使用頻度に合わせて空ける間隔のことです

一般的なお客様は3〜4ヶ月くらいの間隔で廻ります

ということは4月に訪問すると次回は7〜8月になります

最近では地球温暖化の影響で5月の真夏日(30度以上)も珍しくありませんし、7月となると更に暑くなります

そんな暑さの日にドリンク剤が置いてあれば、

「そうだ、こないだ薬屋さんが置いてったドリンク剤を飲もうか」

となります

逆に置いてなければ近所で買ってしまい売り上げを逃してしまいます

ですので、次に訪問するのがならドリンク剤を置いていきます

ドリンク剤の配置販売のポイントはこちらから

ドリンク剤は売れているから

世の中にはドリンク材を全く飲まない人もいると思います

ですが、ドリンク剤は市場では大変売れているんです

ドリンク剤に関するアンケートとリポビタンDの売り上げ

あの国民的ドリンク剤、リポビタンDは大正製薬さんの決算報告を参考にさせていただくと2020年度はリポビタンDシリーズ全体で460億円ほどの売り上げ予想を立てています

これは大正製薬全体ではなく「リポビタンDシリーズ」のみの売り上げですから凄いですね!

ここから分かることは「ドリンク剤を飲んでいる人は多い」ということです

特に暑い夏場は夏バテしたり、疲労が溜まりやすいので利用する人も増えます

そんな時期に積極的にご紹介するべきですよね

ドリンク剤は売れやすいから

またドリンク剤が他の風邪薬や胃腸、鎮痛剤と大きく違う点があります

それは他の商品に比べて売りやすいという点です

何故かと言うと医薬品は体調を崩したり、病気になって初めて必要になります

ということは健康な時は不要なものですよね

ではドリンク剤はどうでしょうか?

ドリンク剤を飲む状況は

「疲れている」

「だるい」

「もう一踏ん張り!」

「ハードな仕事の前にこれを飲んでおこう」

「これ飲んで頑張って!(差し入れ)」

などではありませんか?

多くの人が病気や体調不良の時ではなく元気で健康な時にも飲んでいるということが分かりますよね

つまり健康な人にも勧められるので風邪薬や鎮痛剤などと違い売れやすいんです

夏場は風邪薬の売り上げが下がるから

日本は四季があり季節の変わり目には体調を崩しやすいと言われています

特に秋ごろから春先には気温差と空気の乾燥などの理由で風邪やインフルエンザにかかる人が増えますよね

そうなると風邪薬やトローチ、咳止めなど風邪薬やそれに付随する商品が売れます

実際に日本では医薬品全体の中で風邪関連のお薬が売り上げの4割ほどと言われています

しかし夏場はどうでしょうか

春からから秋にかけては気温も湿度も上がるので主力の風邪薬も売れなくなります

ですので、それをカバーするために暑い季節にあったドリンク剤に取り組んでいるのです

まとめ

配置薬で春頃からドリンク剤に力を入れる理由は

  • 訪問関連があるから
  • 売れているから
  • 売れやすいから
  • 風邪薬の売り上げが激減するから

などが主な理由です

一方でその場で購入するドラッグストアなら暑くなりだしてから力を入れているんだと思います

どちらにしてもお客様のために販売するということを忘れずに取り組んでいきましょう!




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