最近は日本人の食生活も欧米化で脂肪と糖質の摂取量が増えていますよね
テレビを観ていてると、背脂こってりラーメンや分厚いステーキ、カラッと揚げた鳥の唐揚げなどが目に飛び込んできますよね

そんなメニューは確かに美味しいんですが健康面がちょっと気になりませんか?
そんなメニューが続くことで不足しがちなのが野菜などに多く含まれる食物繊維ですよね
そこで今回は食物繊維の歴史についてまとめてみました
食物繊維=食べカス?!
以前は人間が消化出来ないので食物繊維はただの食べカスと言われていました
むしろ、体にとって必要な栄養素(タンパク質や糖質、ビタミン、ミネラルなど)の吸収を邪魔すると思われていました

さらに食物繊維が多く含まれていると「食感が悪くなる」とさえ言われて敬遠されてきました
確かに玄米よりも白米の方が食感も良く美味しいですよね
ケロッグ博士の研究からコーンフレークが誕生!
ところが、1930年代に入ると、そんな食物繊維を研究し始める動きがでてきました
アメリカの医学博士ケロッグは小麦ふすまに関心をもち研究したところ便秘患者・大腸炎患者への影響を確認できました
彼はアメリカ合衆国の医学博士でミシガン州バトルクリークの保養所の所長としてあのケロッグコーンフレークを開発しました

※小麦ふすまは、小麦粒の表皮部分で、食物繊維が豊富に含まれています
1930年代
・イギリス マッカリソン博士
「全小麦パン・豆・果物を多く食べているフンザ人は健康長寿である」
・イギリス ウォーカー博士
アフリカ原住民と白人についての疫学的研究を行う
「心臓疾患・動脈硬化症の発症率が低いのは低脂肪食や高繊維食を摂ることが重要である」と発表しました
1940年代
1940年代からアフリカで医療活動を行っていたイギリスの医者バーキットやトロウェルは、先進諸国に多く見られる大腸憩室症、糖尿病、胆石、動脈硬化症、虚血性心疾患などがアフリカの住民に少ないのは、食物繊維の摂取量が多いことによるものではないかという見解を発表しました

1953年
イギリス人の医師ヒップスレーは「ダイエタリーファイバー(食物繊維)」という言葉を初めて使用しました
1971年
イギリス バーキット博士
食物繊維仮説を発表
「食物繊維の摂取量が少ないと大腸ガン発生のリスクが高くなる」

食物繊維の研究が加速していく
それ以降、食物繊維は体に不可欠な栄養素、第六番目の栄養素であると位置づけられ、急速に研究が進みました
まとめ
食物繊維は体への様々な効果が期待され、現在も研究が続けられています
栄養がない食物繊維ですが私たちの健康維持にとても重要なんですね
食品やサプリメントなど様々な形がありますので是非、積極的にとりましょう!
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