妊娠中、授乳中の方に欧米ではかなり前から葉酸の摂取が推奨されていました。
日本でもようやく2000年に厚生労働省より妊娠前から葉酸を意識して摂るように通達されて母子手帳にも記載されるようになりました

ただ、葉酸の場合はサプリメントからの摂取を推奨されていますが種類もたくさんあってどれを選べば良いのか分かりません
そこで今回は葉酸の選び方を徹底解説
更に葉酸の働き、不足した時の影響、おすすめの葉酸サプリメントをご紹介します
葉酸サプリメント
葉酸の働きとは?
葉酸はビタミンB12とともに赤血球の生産に関わっています
不足すると悪性貧血を招くため『造血のビタミン』とも呼ばれています
(悪性貧血は鉄欠乏性貧血よりもタチが悪く、治りにくいと言われています)

また、タンパク質や細胞新生に必要な『核酸』を合成する上で必要不可欠な栄養素でもあります

欠乏すると細胞分裂やDNA形成が阻害されるため、胎児や乳幼児の発育に大きな影響を及ぼすので妊娠、授乳中の方は欠かせません
葉酸不足が及ぼす影響とは?
胎児の細胞分裂がさかんな妊娠初期(4週~12週)においては先天性の「二分脊椎症」などの神経管閉鎖障害の発症リスクが高くなると言われています

また、授乳期においては細胞分裂が正常に行われない場合、発育に遅れを及ぼすとも言われています
葉酸の特徴
葉野菜に豊富
ほうれん草から発見された葉酸はその名の通り緑の葉野菜に多く含まれます。その他、レバーや肉、果物、豆、海藻類にも多い含まれます

光に弱い
葉酸は日光に当たると破壊されます。野菜は新鮮なものを食べるか、冷蔵庫や暗い場所に保管しましょう

水に弱い
水溶性ビタミンなので調理中に約95%か水に溶け出しますので、調理は汁やスープと一緒に食べられるメニューが、おすすめです

葉酸サプリメントを選ぶポイント
葉酸サプリメントは次のポイントに沿って選びましょう
モノグルタミン酸を選ぼう
葉酸にはポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸型の2種類があります
ポリグルタミン酸型の場合、吸収率が約50%、モノグルタミン酸型は吸収率85%と言われていますので選ぶ際にはモノグルタミン酸を選びましょう!
1日当たりの摂取量を確認
厚生労働省が推奨している1日あたりの葉酸摂取量は400μgを摂れる商品を選びましょう!
ビタミンC・B6・B2・B12・亜鉛も一緒に配合されているものがおすすめ
葉酸はビタミンC、B6、B2、B12、亜鉛を一緒に摂取しないとしっかりと効果を発揮出来ませんので成分表でしっかりとチェックしましょう

食事でとる時は色々な食材と合わせて摂りましょう
一緒に摂れる成分もチェック
妊娠中に不足しがちな栄養素と言えば、鉄分やカルシウムなどがあげられますが、鉄分やカルシウムは吸収が悪いミネラルでもあります
また妊娠中は体調を崩してもあまりお薬は飲めないので健康管理にも気を配りたいものです
ですので、そんな成分も合わせて摂れるものをおすすめします
- 妊娠初期〜後期に必要な栄養素を100%配合
- お腹の中の赤ちゃんに不足しがちなヘム鉄を17mgに増量(厚生労働省推奨量)
- 妊婦の最大の悩みである腸ケアに良い乳酸菌を約1000億個配合し便秘対策
- 乳酸菌が薬を飲めない妊婦さんの免疫力向上をサポート
脳の発育に摂りたいDHA
「日本の子供は頭が良いのは魚をよく食べるからだ」という研究結果が発表され話題になったのがDHAです
かつて、粉ミルクにDHAは配合されていませんでしたが、DHAが脳の発育に重要だということが分かり、今では粉ミルクには必ずDHAが配合されるようになりました
飲みやすさもチェック
つわりの時でも飲みやすいように小粒で少ない錠数のものをおすすめします
また妊娠中は匂いに敏感になる方も多いのでその点を考慮した商品をおすすめします
- つわりや偏食で不足しがちな栄養素を配合(鉄10mg・カルシウム200mg・8種のビタミン・4種のミネラル )
- つわり時でも飲み易いよう味やにおいを抑えました
- 1粒の直径約8mmのとても小さい粒で飲みやすい
- パッケージはボトルタイプで持ち運びやすくかわいいデザイン♪
まとめ
葉酸の場合は食事で毎日必要量を摂るのは難しいので、サプリメントを上手に利用する方が良いと思います
また、妊娠中は鉄やカルシウムなど不足しがちな栄養素がありますので、そちらも合わせてしっかりと補いましょう!
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