カルシウムとは
人体に最も多く存在するミネラルでそのうちの99%がリンなどと共に骨格を形成しています
残りの1%は体内のあらゆるところに存在していて細胞の内外に起きる濃度の差によって情報を伝達する重要な役割を担っています

また体内のカルシウム濃度が下がると骨から溶け出して常に濃度を一定に保つように働きます
カルシウムの働き
- 骨や歯の形成
- 筋肉の収縮
- 神経の伝達
- 血液の凝固
- 抗体やホルモンの分泌
カルシウムが不足すると
- 骨量不足による骨軟化症
- 骨粗鬆症
- 骨折
- 神経過敏
- 手足のしびれ
- けいれん

「イライラ」にはカルシウム?
「カルシウムが不足するとイライラしやすくなる」とよく耳にしますがこれはカルシウムが神経伝達に影響していて、神経の興奮や緊張を緩和する働きがあるからです
カルシウムが多い食品
- 牛乳などの乳製品
- 煮干し
- チーズ
- ごま昆布
- 大豆製品

カルシウムの吸収率
食品によって吸収率が異なります
- 乳製品 50%
- 小魚 30%
- ほうれん草 18%
カルシウムの吸収を助ける成分
- ビタミンD
- クエン酸
- CCP(タンパク質の一種)
まとめ
カルシウムの摂取量不足が続くと骨を溶かしてカルシウムを補うので骨粗鬆症を引き起こす原因にもなります
また妊娠中の方は胎児の分も合わせて必要になりますので不足しがちです
更に閉経後の女性は女性からホルモンの分泌量が減ることにより骨密度が下がりやすくなっています
骨粗鬆症が進行すると思わぬところで骨折してしまいます
骨折は寝たきりになる原因の第2位となっているので先ずは骨粗鬆症にならない様に気をつけましょう
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