ビタミンA
ビタミンAはレバーや鰻などに多く含まれています
また緑黄色野菜などに多く含まれているβ-カロチンは体内で必要に応じてビタミンAに変わってくれます
ビタミンAの働き

- 粘膜を丈夫にする(粘液の分泌)
- 夜盲症
- 皮膚や粘膜の乾燥
- ウィルスの侵入を防ぐ
- ドライアイ
- 成長促進
などがあります
私達の体の粘膜には粘液というバリアの役目をするネバネバした液体が常に分泌されています
ビタミンAはその粘液の材料なので、不足すると乾燥肌やドライアイなど皮膚や粘膜の乾燥を引き起こします
また鼻や喉、目の粘膜からウィルスが付着して体内に侵入する事で私達は風邪をひいたりインフルエンザにかかってしまいます
その粘膜に粘液がしっかりと分泌していればウィルスの侵入にブロックすることが出来ます
- 受験生とその家族
- 仕事柄、休めない人
- 家族に高齢者がいる人
など、風邪やインフルエンザに罹りたくないという人は冬場のシーズンにビタミンAをしっかりと補給しましよう
ビタミンAと摂り方
焼き鳥のレバーや鰻の蒲焼、肝などにビタミンAは豊富に含まれます
ただし、レバーや鰻はコレステロールや糖質、脂質も多いので摂り過ぎに注意しましょう

またビタミンAは脂溶性ビタミンで脂に溶ける性質があります
そのため油と一緒に摂る方が吸収されやすくなります
ほうれん草ならお浸しよりもバター炒め、かぼちゃなら天麩羅などの方ががビタミンAは多く摂れます
ビタミンAのサプリメント
ビタミンAのサプリメントというと「あまり聞いたことがない」という人も多いはず
実はビタミンAが主成分の商品が昔からあるんです
それが、「肝油ドロップ」です
肝油ドロップは戦後の日本の食料事情が悪い頃、子供達の成長促進のために学校などで1日一粒支給されていました
何故ならビタミンAには成長促進の働きがあるからです
当時、日本近海でよくとれた鱈の肝臓からビタミンAをとっていたので「肝油」という名前がついていました
しかし現在はそうではありませんが名前は変えずに「肝油ドロップ」として売られています
肝油ドロップが見直されている
近頃では日本も食糧事情が良くなり、成長促進という意味では肝油ドロップの必要性はうすまりました
しかし、最近の食生活は豊かになった反面「好きなものはたくさん食べ、嫌いなものは食べない」などの偏りが出てきました
緑黄色野菜をあまり食べない子供さんが増えて、ビタミンAの摂取量が減ったために、肝油ドロップが見直されていて幼稚園などでも販売されている所もあります
またバリア機能を高めてくれるので風邪やインフルエンザの予防に肝油ドロップを利用する人も増えています
更にコンタクトレンズの使用やスマホ、PCなどの普及によるドライアイの人もビタミンA摂取のために肝油ドロップを利用している人が増えています
ビタミンAの過剰症
ビタミンAの過剰症としてはめまいや、吐き気などがあります
ビタミンAは脂の一種なので摂り過ぎない様に気をつけましょう
まとめ
ビタミンAというとあまりピンとこない人も多いかと思いますが、その働きはウィルスの侵入を防いだり、ドライアイなど現代社会にぴったりとあっている様に思えます
ビタミンA不足を感じたり、自分にぴったり合うと感じる人は今日から早速ビタミンAの摂取を心がけてくださいね
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