肌荒れの主な原因は食生活や生活習慣の乱れから?

健康
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ミドル世代から新陳代謝の衰えから肌荒れやシミ、ソバカス、たるみなど、お肌のお悩みを抱える人も多いのではないでしょうか

そこで今回はその中から『肌荒れ』についてお伝えします

肌荒れについて

肌荒れの原因は皮脂の分泌過剰や血行不良、新陳代謝不足などが原因で起こると言われています

ですので、肌荒れを予防、改善するには健康的な生活習慣や食生活が欠かせません

肌荒れの原因

皮脂の分泌過剰

近頃では食生活の欧米化で我々日本人も脂質の摂取量がどんどん増えています

揚げ物やファストフード、スナック菓子など脂質に偏った食品もとても多くなっています

そんな油の摂取量が多くなり過ぎると皮膚の表面に分泌される「皮脂」の分泌量が増えて肌荒れを起こしてしまいます

脂質は細胞膜の材料になるなど私達が生きていく上で必要なものですが摂りすぎは良くありませんね

新陳代謝不足

新陳代謝とは体の各組織を古いものから新しいものへと生まれ変わらせる(取り替える)ことを意味します

私達の皮膚(お肌)は約28日周期で新しく再生されています

つまり今、表面に現れている皮膚は約28日前に体の奥で作られたものが下から徐々に押し上げられて表面に到達したものです

この新しく組織を作る新陳代謝が最も活発に行われるのは実は睡眠中です

それは睡眠中に成長ホルモンの分泌が盛んに行われるからです

その時に体のあらゆる組織(髪の毛や皮膚、骨など)を新しく生まれ変わらせます

ですので、睡眠不足や不規則な睡眠(寝る時間や長さが毎日違うこと)が続くとお肌の再生が鈍くなり古い角質がいつまでも表面に残るようになってしまいます

栄養バランスの偏り

また新陳代謝を活発にするには「バランスの良い食事」が欠かせません

なぜなら、いくら睡眠をしっかりとっていても皮膚を作る材料がなければ新しく組織を作ることが出来ないからです

皮膚や粘膜を健康に保ったり、再生を促すビタミンAやビタミンB2・B6も欠かせません

ビタミンAは皮膚表面の粘液を増やす働きがあるので不足すると乾燥肌の原因になります

ビタミンB2やビタミンB6は「皮膚や粘膜のビタミン」と呼ばれ不足すると肌荒れやニキビ、口内炎などを引き起こします

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外食やテイクアウト、デリバリー、インスタント食品などは満腹感は得られても糖質や脂質に偏っている場合も多く栄養バランスが必ずしも良いとは言えません

血行不良

人間は血液によって体中に酸素や栄養を運び、不要になった老廃物や二酸化炭素を持ち帰ります

ところが血行が悪いとそれらが上手く行われなくなってしまいます

血行不良の原因は様々ですが簡単に血行不良を改善するには軽いウォーキングなどがおすすめです

「足の裏は第二の心臓」と呼ばれるように歩いたり、走ったりすることで足の裏がポンプで押されるように働くので血液循環が良くなるからです

便秘症

便秘は肌荒れには大敵です

悪玉菌のエサになる便が長期間、腸内に留まってしまう便秘の状態が続くと腸内の悪玉菌はどんどん増えてしまいます

悪玉菌は発がん性物質などの有害物質を発生しますが腸ではそれらも体にとって悪いと区別がつかないので体内に吸収しています

そんな有害物質が血液によってお肌に運ばれることで肌荒れを引き起こすと言われています

ですので、健康なお肌のためには腸内環境を整えておくことが重要になります

そのためには

  • 適度な運動
  • 十分な水分摂取
  • 食物繊維を意識して摂る
  • ヨーグルトやオリゴ糖などを食べて善玉菌を増やす

などを心がけましょう

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喫煙・ストレス

喫煙をすると全身の血管が一気に細くなり血液循環が悪くなるのでお肌のためには喫煙は厳禁です

またストレスを溜め込んでしまうと自律神経の乱れから血行不良を引き起こします

血行不良は肌荒れの原因になるので軽めの運動などでストレスを発散しましょう

運動でストレス発散出来れば自律神経も整うので血液の循環も良くなります

紫外線対策

私達の皮膚の奥には本来は無色透明なメラニン色素があります

このメラニン色素は紫外線に当たると体の奥に紫外線が届くのを防ぐために茶褐色に変色します

これがいわゆる「日焼け」ですが、しばらくするとメラニン色素はまた元の無色透明に戻ります

夏に日焼けをしてもずっと日焼けしたままの人がいないのはそのためです

ところがこのメラニン色素が何らか理由で無色透明に戻らずに残ってしまうことを「色素沈着」と言い、これがシミの原因になります

それを避けるためには

  • なるべく紫外線を避ける
  • 日焼け止めクリームを使用する
  • ビタミンCを意識して摂る

ことです

ビタミンCには茶褐色に変色したメラニン色素を元に戻す「還元作用」があるので予防として紫外線の強い5〜8月頃は意識して摂りましょう

またビタミンCは水溶性のビタミンで摂りだめは出来ませんのでこまめに摂ると効果的ですので日中に3〜4時間おきくらいに摂ることをおすすめします

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また紫外線を浴びることで活性酸素が発生し、皮膚細胞を酸化させることがシワの原因になります

活性酸素から体を守るには活性酸素を除去する働きがあるカテキンやルテイン、リコピン、β-カロチンなどのフィトケミカルを十分に摂りましょう

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肌荒れ防止・改善におすすめの食材

発芽玄米・全粒粉のパン

しっかり精製されたお米やパンは色もきれいで食味も良い反面、胚芽などが含まれません

その点、胚芽玄米や全粒粉のパンならお肌に良いビタミンB群が豊富な胚芽も同時に摂取することが出来ます

良質なタンパク質

髪の毛やお肌、体の各臓器の材料になるのがタンパク質です

その中でもアミノ酸スコアの高い良質なタンパク質を含む卵などを選びましょう

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緑黄色野菜

緑黄色野菜には各種ビタミンや腸内環境を整える食物繊維が多く含まれますので積極的に摂取しましょう

淡色野菜よりも緑黄色野菜の方がビタミン、ミネラルが多く、じゃがいも、ごぼう、蓮根などの根菜類は食物繊維が豊富なのでバランスよく食べましょう

ただ、「毎日緑黄色野菜を調理するのは大変」という方は手軽に野菜不足を補える野菜ジュースやスムージーなどもおすすめします

便秘解消に

便秘の予防・解消には腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を減らすことです

善玉菌には腸の内容物を前へ押し進め「蠕動運動」を活発にしてくれる働きがあるからです

そのためにおすすめなのがヨーグルトやオリゴ糖、発酵食品などです

ただ、せっかく摂った乳酸菌は1週間くらいで便に押し出されて排泄されてしまうので一度に大量にとっても増えてくれません

それよりも適量を毎日摂ることが大切です

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水分補給

水分不足が続くと腸内の便の水分が減ってしまうことで便が硬くなるので出にくくなります

これも便秘になる原因1つですので喉が渇いていなくてもこまめに水分を補給しましょう

まとめ

肌荒れ対策には

  • 油っこいものを控える
  • 十分な睡眠をとる
  • バランスの良い食事
  • 適度な運動でストレス発散する
  • 血行促進
  • 便秘の改善
  • 喫煙は厳禁
  • 紫外線を防ぐ
  • こまめな水分補給

などがあげられます

お肌や髪の毛は健康のバロメーターと呼ばれています

一見、やることは多いように感じます

しかしどれも簡単なことばかりです

是非、今日から実践してお肌ではなく「美肌」を手に入れましょう♪




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